婦中地区少年少女海外派遣団報告書

今年も報告書作成の時期がやってきました。


毎年夏に、富山市婦中地区の中学生たちが団員としてシンガポールに研修に行きます。

ノベルはその研修のお手伝いをさせていただいているのですが、毎年この時期に報告書が作成されます。子ども達の感想や、アンケートなどが綺麗にまとめられた1冊になります。

毎年悩む、原稿作成。そしてこの時期はとにかく忙しい。新年度に向けたテキスト作成やカリキュラム作成などなど。。。

色々あれこれ悩み、今回は英語教育に関してまとめてみました。

書きたいことはたくさんあるけれども、短くまとめるのが本当に難しい。

思いが伝わりますように。



「日本人と英語」


日本の公立小中高等学校での教育は、「学習指導要領」という文部科学省が様々なことを決めていて、ほぼ10年に1度改訂されます。英語については、1989年告示の学習指導要領で「外国語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」という新しい目標が明記され、「オーラル・コミュニケーション」科目が新設されました。


それから今日に至るまで、当時の文部省そして現在の文科省は、「コミュニケーションに使える英語」を目指して、次々と改革を行ってきました。

新学習指導要領では小学校で、5・6年生対象だった「外国語(英語)活動」を3・4年生対象に引き下げ、5・6年生では英語を「教科」とするよう定めました。これまでは、英語に親しみを持たせる目的だったので文字は教えないという方針でしたが、これからは正式な教科なので、成績評価もあります。


大学入学共通テストで「話す力」を測定しようという流れになったのはニュース等でも話題になりました。入試の仕組みを変えれば教育現場も変わると考えられたのです。しかし実際には大学がその試験をすることが物理的に至難だとして、民間業者による試験を使うことが決められました。


現場の教員や専門家からは、認定された7種類の民間試験の目的や内容、難易度、実施回数、受験会場や費用などがバラバラであることから「公平性が担保されない」「高校の英語授業が民間試験対策になる」などさまざまな問題点が指摘され、結局は頓挫してしまったのです。


とにかく政府は英語が話せる日本人を作りたいと試行錯誤を繰り返してきました。

しかしよく考えてみると英語が好きな生徒もいれば、数学が得意な子もいる。さまざまな生徒や学生がいるのが自然であり、それが社会の多様性です。しかも英語コミュニケーション能力は、民間試験の数値だけで判断できるほど単純ではありません。コミュニケーションは人間力でもあり、自分が専門とする分野で秀でれば英語力は後からついてくる。外国語を学ぶことは、「異文化への窓」を持つことであり、異なる言語や文化を知ることは人生を楽しく豊かにしてくれる。


今回シンガポールへ行った団員たちはまさに研修を通して「異文化への窓」を持つことができたのではないでしょうか?日本とは違う文化や生活を自分の目で見て肌で感じ、そこからきっと様々なことに対して探究心が湧き上がったのではないでしょうか。研修後の発表で見せた団員達の輝く表情から、素晴らしい体験をして帰ってきたことを感じました。シンガポールで過ごした時間を忘れず、これからも様々なことに積極的に取り組んで欲しいと思います。


団員達の益々の活躍を楽しみにしています。

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